Charles2020のオナ禁ブログ

オナ禁をきっかけに人生を変えます

理性と欲望の狭間【オナ禁7日目】

オナ禁にチャレンジした当初、どの程度継続すればオナニーフリーの状態になれるのだろうかと考えたことがある。

もちろん個人差があると思うが、450日程度継続して得られた感想を述べたいと思う。

 

私の場合、オナ禁継続日数が長くなっても、どす黒い塊のような欲望が常に己の中に潜んでいるのが感じられた。

その存在は大きく、油断するとすぐに顔を覗かせる。脳が覚えている“一時的な快楽という甘い誘惑の餌”をちらつかせながら。

ただし、感じ方には日格差があり、気にならない程度の日もあれば、強い衝動に駆られることもあった。

 

理性と欲望の狭間は、障子のようにとても脆弱な存在だった。

そちらへ目を向けると、障子越しであっても、うっすらとその姿を窺うことができてしまう。

障子を開けてしまうと最後、あっという間に欲望に飲み込まれてしまう。一時的な快楽に溺れ、残されるのは虚無感のみ。

 

常に自分を律していないと、隣り合わせの欲望に引き込まれそうになる。まるで、妖艶な女性に誘われるように。

それほど魅力的に感じてしまうほど、長年のオナニーにより私の脳は欲望に蝕まれていたのだろう。

人間の三大欲求の一つである性欲を消すことは、容易ではない。

そもそも、性欲を消すということは間違いなのかもしれない。

 

私にとって、オナニーは一つの習慣になっていた。

何となく携帯電話を弄る、何となくネットサーフィンをする等々、それらのような時間を浪費する行動の一種に過ぎなかった(そうなってしまったのは、目的を持つことなく人生を送ってきたことが原因なのだろう)。

オナ禁と同時に、期限を決めた目的を持ち行動することを決めた。そして、目的達成に必要のない時間を浪費する習慣を全て止めた。

もちろん、全てが上手くいくわけはなく、中には再度手を付けてしまった習慣もある。

しかし、それらもダラダラと継続するのではなく、見切りをつけて止めた。

そのように日々を過ごすことで、気がつけばゆうに1年が過ぎていた。もちろん、その時決めた目的も達成していた。

 

しかし、先日、とうとうリセットしてしまった。

原因は分かっている。ある程度目的を達成したことに満足し(慢心)、さらなる目的の設定を怠ったことが原因だ。

いくら継続日数が長くなっても、狭間は厚くなることはない。

必要なのは、目的を持ちそれに向かって行動することと、欲望に負けそうな自分を律する意志の力である。